ボーナス払いのメリット・デメリットは?ボーナス払いは得?それとも損?
ボーナス払いは、主にクレジットカードや住宅ローン・自動車ローンで利用することができる支払い方法となりますが、ボーナス払いは年2回のボーナス時期(1月と7月、又は1月と8月)にまとめて支払う返済方法です。
ボーナス払いを利用することで毎月の返済額を大幅に減らすことができ、尚且つボーナス一括払いなら手数料無料で利用することができますので、ボーナス払いは非常に便利な支払い方法なのです。
では、ボーナス払いは得なのでしょうか。それともボーナス払いは損なのでしょうか。ボーナス払いのメリットやデメリットについてまとめました。
目次
ボーナス払いのメリットは?
ボーナス払いの最大のメリットは、ボーナス時期に合わせて支払いをすることができることです。
また、住宅ローンや自動車ローンの場合は、分割払いにボーナス払いを併用することで、月々の返済額を大幅に減らすことができます。
クレジットカードのボーナス払いは、最大で6ヶ月以上も支払いを先延ばしにすることができますので、ボーナス払いは非常にメリットが大きい支払い方法です。
ボーナス払いのデメリットは?
ボーナス払いのデメリットは、ボーナス時期にまとまった現金を用意しなければならないことです。
また、ボーナス払いは会社からボーナスが支給されたら支払うというものではありませんので、仮に勤めている会社の業績が悪化してボーナスの支給がなくなったとしても、ボーナス払いは返済しなければなりません。
そのため、ボーナスが無くなった場合やボーナスが少なくなった場合には、クレジットカードや住宅ローン・自動車ローンのボーナス払いの返済がかなり厳しくなります。
ボーナス払いは得?それとも損?
ボーナス払いは、上手に活用することができれば、支払いを先延ばしにすることができ、尚且つ毎月の返済額を大幅に引き下げることができる便利な支払い方法です。
しかし、ボーナス払いはボーナスの有無に関係なく年2回の支払いがありますので、万が一、ボーナスが支給されなかった場合には、ボーナス払いの返済ができなくなります。
また、転職などで仕事が変わった場合には給料形態が変更となりますので、今までと同じようにボーナス払いを継続することが困難となるケースもあります。
ボーナス払いのリスク
ボーナスは特別手当
ボーナスとは、毎月の給料とは別で支払われる特別手当です。
これは、毎月の給料とボーナスの根本的な違いとなりますが、法律上、毎月の給料は保障されていますが、ボーナスは一切保障されていません。ボーナスが支給されるかどうかは、経営者やオーナーがどのように判断しているかによって決まりますので、ある日突然、ボーナスが0円になることもあります。
特に不景気で会社の業績が悪化した場合にはボーナスを支払っている場合ではなくなりますので、ボーナスカットやリストラ、早期退職などで人員整理が行われることもあるのです。
ボーナスをあてにした買い物は非常に危険
ボーナスは、あくまでも臨時で支払われる手当てです。そのため、ボーナスをあてにして買い物をする行為は非常に危険です。
また、ボーナス払いを併用した住宅ローンや自動車ローンも非常に危険です。万が一、ボーナスが出なかった時はどうするのでしょうか。ボーナスが大幅に減額されたらボーナス払いの返済はどうなるのでしょうか。
特に住宅ローンや自動車ローンのように何年にも渡って返済するローンは、生活環境が変わるとボーナス払いを返済することが困難になることが多いのです。
ボーナスは繰上返済するほうがお得
一般的に、ボーナスは支給されるかどうかがわからないものです。
支給されたらラッキーというくらいに考えておくほうが無難です。特に、なかなか景気が回復しない現在は、ボーナスが満額支給される会社は数えるほどしかないのではないでしょうか。
そこで、ボーナスの上手な活用方法は、ボーナスが支給されたら全額を繰上返済に回すことです。
ボーナスは必ず支給されるものではありませんので、ボーナス払いのような無理な返済計画を行うと、あっという間に返済ができなくなる可能性があります。
そのため、ボーナス払いを利用するのではなく、毎月均等払いを利用しながらボーナスが支給された時にボーナスの全額を繰上返済するのです。
ボーナス払いは、使い方を一歩間違えると自己破産や債務整理に陥る可能性がある返済方法です。ボーナスをあてにした買い物は非常に危険ですから、絶対に行わないことが重要です。