クレジットカードの手数料上乗せとは?手数料請求の対処法は?
飲食代や商品代金をクレジットカードで支払う際に、手数料として5%~10%を別で請求されたことはないでしょうか。
また、飲食店などのお店によっては、5千円以下は現金のみ、あるいは1万円以下はクレジットカードは利用不可というように、支払う金額によってクレジットカード決済を断られることもあります。
では、クレジットカードの手数料上乗せはどのような仕組みなのでしょうか。手数料を支払わずにクレジットカードを使うにはどうすれば良いのでしょうか。
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目次
クレジットカードの手数料上乗せとは?
クレジットカードは、VISAやMastercard、JCBやアメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブカードなどのカードブランドと提携することで、クレジットカード決済が導入できる仕組みです。
スーパーやコンビニ、百貨店や家電量販店、飲食店などに行くと、お店の入り口やレジ付近に「VISA」のロゴや「Mastercard」のロゴ、JCBのマークがあれば、そのお店ではVISAカードやMastercardが使える、JCBカードが利用できるという意味になります。
しかし、店舗やお店によっては、会計をクレジットカード払いにすると「クレジットカード払いは10%の手数料がかかりますが宜しいでしょうか?」と店員から言われることがあります。
そのまま了承してしまうと、「飲食代金+10%の手数料」「商品代金+10%の手数料」としてクレジットカード決済が行われてしまうのです。仮に飲食代が1万円なら千円が手数料になります。仮に商品代金が3万円なら3千円が手数料として徴収されますので、クレジットカード利用者としては、かなりの出費になります。
カード会社と加盟店とカード会員の関係は?
クレジットカードは、スーパーやコンビニ、飲食店や家電量販店などの加盟店が、カード会社に対して数%の手数料を支払うことでクレジットカード決済を導入することができる仕組みです。
クレジットカードを利用するカード会員は、手数料などは一切不要で、無料でクレジットカードを使うことができるメリットがあります。
また、クレジットカードで支払うことで利用金額に応じたポイントを受け取ることができますので、カード会員にとってもクレジットカード決済は非常に便利でお得な仕組みなのです。
クレジットカードの仕組み
加盟店のメリット
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カード会社と提携してる加盟店のメリットとしては、様々な支払い方法を用意することで商品を購入しやすくするメリットがあります。特に5万円~10万円以上の大きな買い物をする際に、支払い方法が「現金のみ」では購入をためらってしまいますよね。
また、クレジットカードなら分割払いやリボ払い、ボーナス払いなどを利用することもできますので、高額商品の買い物もしやすくなるメリットがあります。
カード会員のメリット
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カード会員(クレジットカードの利用者)のメリットとしては、現金を持ち歩く必要がないことです。さらに、クレジットカードを利用することで、支払った金額に応じて0.5%~1%前後のポイントを受け取ることができます。
また、クレジットカードの支払いは商品を購入してから1ヶ月後~2ヶ月後となりますので、支払いを先延ばしにすることができるメリットもあります。分割払いやリボ払い、ボーナス払いなどを活用すれば、計画的に買い物をすることも可能となりますので、カード会員には非常に大きなメリットがあります。
そもそもクレジットカードの手数料上乗せは合法?それとも違法?
各カード会社の規約では、クレジットカードの手数料は加盟店側が支払う規定となっています。
また、加盟店側がカード会員に手数料の負担を求めることも禁止されていますので、クレジットカードの手数料上乗せは規約違反に該当するものとなります。
では、なぜ一部の飲食店では手数料を上乗せして請求しているのかとなりますが、クレジットカード決済は加盟店側がカード会社に対して5%前後の手数料を支払っているからです。
飲食店ではカード決済を断られることがある
たとえば、1万円のカード決済の場合、決済手数料として500円が差し引かれますので、店舗やお店は9,500円が実際の売り上げとなります。
特に飲食店は利益率が低いビジネスモデルとなりますので、千円や2千円、3千円や5千円といった少額決済でクレジットカードの手数料を支払うとなると、かなり経営が厳しくなるという理由があります。
そのため、店舗やお店によっては、「カード決済は1万円以上から」「カード決済は夜の営業のみ利用可能」という場合も多いのです。
もちろん、上記のように決済金額によってクレジットカードが利用できたり断られたりすることについても、カード会社から禁止されていますので、厳密に言えば規約違反に該当します。
手数料の上乗せや手数料請求の対処法は?
もしクレジットカードの支払いで手数料を請求されたら、利用しているカード会社に連絡をして、クレジットカードの利用で手数料が請求されたことを伝えることが重要です。
クレジットカードの利用に際して手数料が加算される行為は規約違反ですから、その旨をカード会社に伝えるということです。
場合によっては、既に支払ってしまった手数料について返金されることもありますので、カード会社に伝えることが最も重要なことです。
夜のお店は10%~20%の手数料が取られる場合も!?
キャバクラやスナック、風俗店などの夜のお店でクレジットカードを利用すると、通常料金にプラスして10%~20%の手数料が取られることがあります。
これは、いわゆる「ぼったくり」と呼ばれるお店となりますが、夜のお店ではお客に了承を得ることなく、普通に手数料を上乗せして請求されますので、手数料が請求されるようなお店は利用しないことも重要です。