一時増枠とは？クレジットカードの利用限度額の引き上げの審査は？
一時増枠とは、クレジットカードの利用限度額を一時的にアップすることを言います。
結婚式などの冠婚葬祭や海外旅行、引っ越しや家具・家電の購入などの大きな買い物をする際に、現在設定されている利用限度額では足りない場合があります。
そんな時にクレジットカードの限度額を一時的にアップさせることで、金額が大きい買い物でも普段と同じようにクレジットカードで支払いができるようにするのが一時増枠です。
ただし、クレジットカードの一時増枠は、申請すれば誰でも必ずできるというものではありませんので、場合によっては一時増枠を断られることもあります。
目次
一時増枠とは？利用限度額をアップさせる手順は？
一時増枠とは、大きな買い物を予定している時に、一時的にクレジットカードの利用限度額をアップさせることを一時増枠と言います。
クレジットカードの増枠には、カード会社が各会員の利用限度額を見直して継続的に限度額がアップされる恒久増枠と、現在の利用限度額は変更せずに一時的に限度額をアップさせる一時増枠の2つがあります。
基本的にクレジットカードの利用限度額は、毎月の支払いに遅れや延滞がなければ、自動的に限度額がアップしていきます。カード会社は定期的に与信を行っていますので、特に利用限度額の増枠を希望しなくても、その都度、限度額は見直されることになります。
ただ、自然増枠はカード会員の属性や利用状況にもよりますので、いつ増枠されるのかは未定です。また、仮に自然増枠となったとしても、限度額がいくらまでアップされるのかは全くわかりませんので、大きな買い物をする際には一時的に限度額をアップする一時増枠を利用することになります。
クレジットカードの増枠審査とは？自然増額と増枠申請の違いとは？
一時増枠の手順
JCBカードの一時増枠
JCBカードで一時増枠を希望する際には、MyJCB、又は電話で増枠を依頼します。JCBカードは、MyJCBで一時増枠を依頼した場合は、即時審査で1万円以上500万円まで利用できます。電話で依頼した場合には、即時～最大3営業日の審査で限度額の上限なしで利用することができます。※電話番号：0120-592-309、0570-0123-03
三井住友カード（旧三井住友VISAカード）の一時増枠
三井住友カード（旧三井住友VISAカード）で一時増枠を希望する際には、Vpass、又は電話で増枠を依頼します。ただし、18歳～19歳の未成年者や学生の方はVpassからは一時増枠の依頼ができませんので、電話による増枠申請となります。また、一時増枠は1万円以上（1万円単位）でいくらでも増枠を依頼することが可能です。
セゾンカードの一時増枠
セゾンカードで一時増枠を希望する際には、セゾンのインフォメーションセンター（コンタクトセンター）に電話をして増枠を依頼します。※電話番号：0120-936-333（9:00～18:30）
セゾンカードは電話以外の増枠申請は受け付けていませんので、一時増枠の申請は0120-936-333に本人が直接電話をする流れとなります。
イオンカードの一時増枠
イオンカードで一時増枠を希望する際には、MyPageにログイン後、ご利用可能枠変更申請から手続きを行うか、又はイオンカードのコールセンターに電話をかけて増枠申請を行います。※電話番号：0570-071-090、043-296-6200（年中無休9:00～18:00）
オリコカードの一時増枠
オリコカードで一時増枠を希望する際には、eオリコサービスにログイン後、ご利用可能額変更から希望する利用可能額を選択して申請を行います。
ライフカードの一時増枠
ライフカードで一時増枠を希望する際には、LIFE-Web Desk、郵送、電話のいずれかで増枠を申請します。※電話番号：045-914-7003（9:30～17:30日曜休み）
一時増枠の審査は？
一時増枠は、クレジットカードの限度額を一時的に引き上げるために行うものですが、一時増枠には審査があります。そのため、審査結果によっては限度額が減額されて一時増枠で希望した金額に満たない場合もありますし、一時増枠を断られることもあります。
一時増枠を断られた場合には利用限度額をアップさせることができなくなりますので、現状のままでクレジットカードを利用することになります。
ただし、一時増枠は継続的に利用限度額をアップする恒久増枠とは異なりますので、一時増枠は恒久増枠よりも審査に通りやすい増枠申請となります。
一時増枠の審査に落ちる理由
過去に支払いの遅れや延滞がある場合
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過去に支払いの遅れや延滞があった場合は、クレジットカードの一時増枠が非常に厳しくなります。クレジットカードの一時増枠は、毎月遅れずに支払いをしていることが大前提となりますので、1度でも支払いに遅れてしまうと増枠審査が厳しくなります。
クレジットカードに入会して間もない場合
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クレジットカードに入会してから間もない場合にも一時増枠が難しくなります。カード会社は会員の支払い実績を重視しますので、入会後、すぐに一時増枠を申請しても、どれだけ支払い能力があるのかを判断することができませんので、増枠審査に落ちてしまうのです。
また、カード入会後すぐの申請では、これ以上の与信枠を設定することができませんので、最低でも半年～1年以上が経過していることが重要です。
利用限度額をギリギリまで使っている場合
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利用限度額をギリギリまで使っている場合にも、クレジットカードの一時増枠が厳しくなります。利用限度額を目一杯まで使っているということは、返済能力を超えてクレジットカードを利用していることになりますので、これ以上、限度額を増やすことが難しいのです。
また、他社のクレジットカードで限度額ギリギリまで使っている場合にも増額が厳しくなるケースがありますので、クレジットカードは余裕を持って利用することが重要です。
一時増枠の審査はクレジットカードの使い道も重要なポイント
一時増枠は、一時的にクレジットカードの利用限度額をアップすることができる増枠ですが、一時増枠の審査では増枠を行う理由も重要なポイントです。
たとえば、生活費や支払いなどで一時増枠を申請しても、一時増枠の審査に通過することは非常に困難です。しかし、海外旅行や結婚式の費用という名目なら一時増枠の審査に通りやすくなります。
カード会社はボランティアではありませんので、日々の生活に困っている人に対して一時増枠を行うことはしません。ではなく、年に1度の海外旅行や一生に1度の結婚式などで、まとまった金額の決済が見込める時に一時増枠で限度額がアップされるのです。
一時増枠は、使い道によっては審査に大きな影響が出ますので、今後もより大きな限度額を使いたいという場合には、恒久増枠で申請を行われることをおすすめします。
