楽天カードと楽天銀行デビットカードの違いは?両方の2枚持ちは可能?
楽天グループが発行しているカードに、楽天カードと楽天銀行デビットカードがあります。
楽天カードは、年会費無料で100円ごとに1ポイントを貯めることができるお得なクレジットカードです。楽天銀行デビットカードも年会費無料で、100円に付き1ポイント(楽天ポイント)を貯めることができるお得なデビットカードです。
では、楽天カードと楽天銀行デビットカードは何が違うのでしょうか。楽天カードと楽天銀行デビットカードは、両方を同時に2枚持つことはできるのでしょうか。
目次
楽天カードと楽天銀行デビットカードの違いは?
楽天カードと楽天銀行デビットカードは、どちらも楽天グループが発行しているお得なカードですが、楽天カードと楽天銀行デビットカードは、現金を持っていなくてもカードで買い物ができるという共通点があります。
また、楽天カードと楽天銀行デビットカードはどちらも楽天ポイントを貯めることができますので、楽天カードと楽天銀行デビットカードは、ほぼ同じように活用することができる非常にお得なカードです。
しかし、楽天カードと楽天銀行デビットカードには大きな違いがあります。それが、「クレジットカード」と「デビットカード」の違いです。
クレジットカードとデビットカードの違い
クレジットカードの特徴
クレジットカードは、商品代金を後で支払うポストペイ型のカードです。そのため、クレジットカードで買い物をすると、商品代金の支払いは1ヶ月後~2ヶ月後になります。カード会社の締め日によっては、利用金額の引き落としが3ヶ月後になる場合もあります。
また、クレジットカードの支払いは、1回払いや2回払い、分割払いやリボ払い、ボーナス払いなど、希望する支払い方法を自由に選ぶことができます。
ただし、クレジットカードはカード会社が一時的に商品代金を立て替えるサービスとなりますので、クレジットカードへの入会には所定の審査が行われ、審査に通過した場合のみ、カードが発行されることになります。審査に落ちてしまった場合にはカード発行が見送られますので、クレジットカードを取得することができなくなります。
デビットカードの特徴
デビットカードは、銀行の預金口座から即座に引き落とされる即時払いのサービスです。デビットカードは預金口座と連動していますので、原則として口座に残高があれば、いくらでもカードで買い物をすることができます。逆に口座に残高がない場合には、デビットカードで買い物をすることができなくなります。
また、デビットカードは銀行口座からリアルタイムで引き落としになりますので、デビットカードにはクレジットカードのような審査はありません。デビットカードなら15歳、16歳の未成年者でも作ることができます。クレジットカードは高校生を除く18歳以上、あるいは20歳以上でなければ作ることができませんので、デビットカードのほうが取得しやすいカードと言えます。
ただし、デビットカードは即時払いのサービスですから、全ての支払いが1回払いとなります。クレジットカードのように分割払いやリボ払い、ボーナス払いは利用することができませんので、デビットカードは金額に関係なく商品代金が即座に口座から引き落とされます。
クレジットカードとデビットカードの優待特典や付帯保険の違いは?
クレジットカードとデビットカードは、優待特典や付帯保険も大きく異なります。
たとえば、クレジットカードの楽天カードは最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯されていますが、デビットカードの楽天銀行デビットカードには旅行傷害保険は付帯されていません。
また、楽天カードのワンランク上の楽天プレミアムカードなら、最高5,000万円の海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険の他に、さらにプライオリティ・パスを利用することができますので、国内・海外の主要の空港ラウンジを無料で使うことができます。
しかし、デビットカードには空港ラウンジサービスは付帯されていませんので、楽天銀行デビットカードで空港ラウンジを使うことはできません。
優待特典や付帯保険の違い
クレジットカードの優待特典や付帯保険
楽天カードは、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードです。また、追加カードとして家族カードやETCカードを取得することも可能です。電子マネーの楽天Edyや楽天ポイントカードも使うことができます。
その他、楽天カードは楽天ポイント加盟店を利用することで、通常ポイントとは別でさらに楽天ポイントを獲得することができます。楽天トラベルの国内宿泊の割引やハワイラウンジも利用できます。
楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを取得することで、さらに多くの会員特典やポイントアップ優待を利用することができるようになります。
デビットカードの優待特典や付帯保険
楽天銀行デビットカードは、楽天カードと同じように100円ごとに1ポイントを貯めることができます。
また、楽天銀行デビットカードは、購入した商品の紛失・盗難、破損などが補償されるショッピング保険が付帯されていますので、楽天銀行デビットカードはセキュリティ対策も万全です。
ただし、楽天銀行デビットカードには旅行傷害保険や空港ラウンジサービスは一切付帯されていません。家族カードやETCカード、電子マネーについても利用することができませんので、デビットカードはクレジットカードと比較すると優待特典が非常に少ないサービスと言えます。
クレジットカードとデビットカードの2枚持ちは?
楽天カードと楽天銀行デビットカードは、「クレジットカード」と「デビットカード」の違いがあります。
そのため、楽天カードと楽天銀行デビットカードは異なるカードとなりますので、両方を2枚持つことは可能です。
ただし、楽天カードはクレジットカードとなりますので、楽天カードの審査に通過することが条件となります。また、楽天銀行デビットカードは楽天銀行の口座を保有していることが条件となりますので、まだ楽天銀行の口座を持っていないという方は、口座開設と同時にデビットカードに申し込みを行う流れです。
楽天カードと楽天銀行デビットカードの2枚持ちは特に制限はありませんので、クレジットカードの審査と楽天銀行の口座開設ができれば、どなたでも楽天カードと楽天銀行デビットカードの2枚持ちが可能です。
楽天カードと楽天銀行デビットカードはどっちがお得?
楽天カードと楽天銀行デビットカードは、どちらも楽天ポイントを貯めることができるお得なカードですが、楽天カードと楽天銀行デビットカードを比べると、クレジットカードの楽天カードのほうがお得です。
楽天カードは、クレジットカード機能が付いたカードとなりますので、分割払いやリボ払い、ボーナス払いを利用することができます。また、楽天カードは旅行傷害保険や優待特典などを利用することもできますので、お得に活用することができます。
しかし、楽天銀行デビットカードには会員特典やポイントアップなどの優待がありませんので、総合的に判断すると楽天カードのほうが何倍もお得なカードと言えます。
ただ、楽天カードには審査がありますので、万が一、審査に落ちてしまうと取得することができなくなります。楽天銀行デビットカードは審査なしで取得することができますので、過去に支払いの遅れや延滞があってクレジットカードが作れないという方でも、楽天銀行デビットカードなら取得することが可能です。
楽天カードと楽天銀行デビットカードは、どちらも年会費無料のカードとなりますので、どちらにするか迷ったら両方に申し込みされることをおすすめします。