旅行傷害保険とは?クレジットカードの海外旅行・国内旅行補償
旅行傷害保険とは、旅行中に事故に遭った場合、病気にかかった場合などに保障される保険を指します。
旅行傷害保険は、生命保険会社が取扱いをしていますので、海外旅行や国内旅行をされる前に、旅行傷害保険に加入される方も多いのではないでしょうか。
また、現在はクレジットカードのサービスの1つとして、旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードも多くあります。カードの種類によっては、最高1億円まで補償してくれるクレジットカードもありますので、万が一の時でも安心と言えるでしょう。
では、クレジットカードの旅行傷害保険は、どういった時に保障される保険なのでしょうか。そもそも旅行傷害保険は必要なのでしょうか。
※掲載内容は2018年11月現在のものです。正しい情報は株式会社セディナの公式ページを確認してください。
旅行傷害保険とは?
旅行傷害保険とは、海外旅行や国内旅行で事故や病気の際に、かかった費用を保障してくれる保険です。
旅行傷害保険では、海外旅行と国内旅行に分かれますが、これらは別々の補償内容となりますので、クレジットカードによっては、海外旅行・国内旅行のどちらも補償されるクレジットカードもあれば、海外旅行のみ補償というクレジットカードもあります。
また、クレジットカードの旅行傷害保険には、自動付帯と利用付帯があります。自動付帯とは、特に何もしなくても、自動で付帯される非常に便利なサービスですが、利用付帯では、旅行費用をクレジットカードで支払った場合のみに付帯されるサービスとなります。
その他にも、利用付帯には様々な条件が付く場合もありますので、クレジットカードの旅行傷害保険は、クレジットカードの種類によって、保障される内容や保障金額などが大きく異なります。
旅行傷害保険の料金とは?
旅行傷害保険の料金は、海外旅行・国内旅行でそれぞれ異なります。また、旅行の日数や場所によっても大きく異なります。
たとえば、国内旅行の旅行傷害保険では、おおむね1日あたり300円~500円前後となりますので、3泊4日の国内旅行で旅行傷害保険に加入すると、1人あたり1000円~1500円前後です。
海外旅行では、旅行先の国や地域によっても異なりますが、おおむね1日あたり1,000円~2,000円前後となりますので、3泊4日の海外旅行なら、1人あたり3000円~4000円前後が旅行傷害保険にかかる料金の目安と考えられます。
自動付帯とは?海外旅行傷害保険の自動付帯と利用付帯の違いとは
一般的にクレジットカードの旅行傷害保険では、年会費が高額になればなるほど、付帯サービスも充実するようになり、逆に年会費無料のクレジットカードでは、旅行傷害保険が付帯されていないもの、あるいは、付帯されていても利用条件が付くもの、保障金額が少額なものとなります。
そのため、ゴールドカードやプラチナカードになると、傷害死亡や後遺障害補償が最大5000万円~1億円、傷害治療費用や疾病治療費用が300万円~500万円、救援者費用が300万円~1000万円というように、旅行傷害保険がかなり充実したものとなります。
また、クレジットカードの旅行傷害保険は、1事故あたりの保障ですから、原則として旅行回数の制限がありません。国内旅行・海外旅行問わず、1年間に何度も旅行をするという方にとっては、クレジットカードの旅行傷害保険は、非常に心強いサービスなのです。
そもそも旅行傷害保険は必要なの?
旅行傷害保険は、万が一のための保険となりますので、仮に高額な付帯サービスが付いていたとしても、一生に1度、使うかどうかといったものとなります。
特に国内旅行では、医療費の自己負担は3割ですから、余程の大事故でもない限りは、数千円~数万円の医療費で済みます。
しかしこれが、海外旅行となれば、話しは全く異なります。たとえば、アメリカで盲腸の手術をした方の例では、丸1日入院しただけで、55,000ドル(日本円で660万円※1ドル120円換算)が請求されたということがありました。
日本では考えられないような金額ですが、仮に日本国内で盲腸になった場合、手術費用や入院費用を全て合わせても、5万円~10万円前後です。
海外では、救急車に乗るだけでも3万円~5万円、あるいは5万円~10万円以上の料金が請求される場合もありますので、海外旅行の際には旅行傷害保険は必須なのです。
海外旅行はクレジットカードの旅行傷害保険だけでは足りない?
もし海外に行く予定があるなら、現在持っているクレジットカードの旅行傷害保険を、全て確認されることをおすすめします。その上で、どういった保険内容なのかを把握し、足りない分に関しては個別に旅行傷害保険に加入するほうが良いでしょう。
仮に、クレジットカードを持っていないという方は、早急にクレジットカードを作られることをおすすめします。その際には、銀行系のクレジットカードのほうが、付帯サービスが充実していますので、三井住友カード(旧三井住友VISAカード)が良いでしょう。
逆に、何の保険にも加入せずに、旅行をするのは非常に危険です。特に、海外旅行で万が一のケースが起きた場合には、数百万円~数千万円単位で請求がきますので、おそらく自己破産をしなければ解決できないほどの問題を抱えることとなります。
アメリカでは、自己破産をする方の6割が、医療費の支払いができずに自己破産をしています。海外で事故に遭う確率や病気になる確率は非常に低いものとなりますが、万が一のためにも、旅行傷害保険は必須と言えるでしょう。