結婚したらクレジットカードはどうなる?名義変更の手続き・審査は?
結婚すると、苗字が変わったり住所や電話番号などの連絡先が変わることがあります。
クレジットカードは、氏名や住所、勤務先や電話番号などが変更になったら、その旨をカード会社に届け出ることを義務付けていますので、結婚後に登録情報が変更になった場合には名義変更の手続きが必要です。
逆に、結婚後に苗字や住所などが変更になっているにもかかわらず、カード会社に届け出をしていない場合には、その後のカード利用や審査が不利になることもあるのです。
そこで、結婚後のクレジットカードの名義変更などの手続きについて、結婚後のカード審査や名義変更を行わない場合のデメリットについてまとめました。
JCBカード Sは年会費永年無料!ナンバーレスなら最短5分でカード番号発行
目次
結婚したらクレジットカードはどうする?
クレジットカードを利用している方で、結婚に伴い苗字や住所が変わった場合には、カード会社に変更した旨を届け出ることとなります。これは、男性・女性に関係なく、登録している情報に変更があった場合に変更手続きを行う流れです。
たとえば、結婚を機に新しく住む部屋を借りたり、一戸建てやマンションなどの新居を購入した場合には、住所変更や電話番号の変更手続きが必要です。また、現在の法律では結婚後にどちらかの苗字を名乗ることとなりますので、苗字が変更になった場合にもカード会社への届け出が必要です。
今後、夫婦別姓(選択的夫婦別氏制度)が認められるようになった場合には、結婚後も現在の苗字を名乗ることができますので、その場合には手続きは不要ですが、現在は夫、妻のどちらかが苗字の変更を行うこととなります。その他、勤務先が変更になった場合、支払い口座が変更になった場合も、クレジットカードの変更手続きが必要です。
各カード会社に届け出が必要な変更は、主に「名前の変更」「自宅住所の変更(郵送物送付先の変更)」「勤め先、勤務地の変更」「支払い口座の変更」「電話番号の変更」があった場合に手続きを行うこととなります。
カード会社に届け出が必要な場合
名前の変更
自宅住所の変更(郵送物送付先の変更)
勤め先、勤務地の変更
支払い口座の変更
電話番号の変更
変更手続きの方法・やり方は?
結婚後に苗字や住所が変更になった場合には、各カード会社に変更の届け出を行います。
カード会社によって変更手続きの方法は異なりますが、一般的にはクレジットカードを利用しているカード会社に電話をして、変更になった旨を伝えることとなります。また、カード会社によってはインターネット上でも変更手続きを行うことが可能な場合もあります。
変更手続きの審査は?
苗字や住所の変更手続きには、特に審査はありません。カード会社に届け出を行うことで、手続きを完了することができます。変更手続きは、あくまでも既存会員向けの届け出となりますので、変更手続きを断られたり変更手続き後にクレジットカードが使えなくなるということはありません。
逆に、結婚後に苗字や住所、電話番号が変更になっているにもかかわらず、変更の手続きを行わずにそのままクレジットカードを利用すると、規約違反としてクレジットカードの利用停止や強制退会になる場合があります。
変更手続きをしないでクレジットカードを使い続けるとどうなる?
結婚後に苗字や住所などの変更手続きを行わず、そのままクレジットカードを使い続けると、カードの利用停止や強制退会になる場合があります。
各カード会社の利用規約では、登録情報に変更があった場合には、速やかに届け出ることがクレジットカードを利用する条件になっています。言い換えれば、登録情報に何らかの変更があったにもかかわらず、変更の手続きを行わない場合には、クレジットカードが利用できなくなるということです。
ただ、苗字や住所、電話番号や勤め先などの登録情報は、あくまでも自己申告となりますので、本人が自ら届け出ない限りはカード会社側で調べることができないものです。そのため、仮に登録情報の変更を行わなくても、そのままクレジットカードを使い続けることができるのです。
しかし、もしカード会社側に結婚して苗字が変わっていることがバレた場合、住所や勤務先が変わっているのに手続きをしていない場合には、クレジットカードが強制的に使えなくなる可能性があります。
故意に登録情報を変更せずにそのままにしていると、カード会社側から悪質な行為と思われますので、カードの強制退会のリスクが高くなります。登録情報に変更があった場合には、速やかにカード会社にその旨を伝えて手続きを行われることをおすすめします。