クレジットカードで自動車は購入できる?新車でも中古車でも買える?
クレジットカードで自動車を購入することができたら便利ですよね。クレジットカードは、利用金額に応じてポイントが付与される仕組みとなりますので、現金やローンで支払うよりもクレジットカードで支払うほうがお得なのです。
また、自動車は高額商品となりますので、仮に新車で自動車を購入するとなれば100万円~300万円前後の支払いです。高級車なら500万円~1,000万円以上の買い物となりますので、仮にクレジットカードで支払いができれば、かなりのポイントを獲得することができるのです。
では、クレジットカードで自動車を購入することはできるのでしょうか。新車・中古車の購入代金をクレジットカードで支払うことは可能なのでしょうか。
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目次
クレジットカードで自動車は購入できる?
クレジットカードは、買い物をした金額に対してポイントが付与されますので、現金で商品を購入するよりもクレジットカードで支払うほうがお得です。
特に10万円を超えるような高額な商品の場合、仮にポイント還元率が1.0%なら10万円の買い物で千円分のポイントがもらえます。100万円の買い物なら1万円分のポイント、300万円の買い物なら3万円分のポイントが付与されますので、かなりお得なのです。
そこで、クレジットカードで自動車を購入できるかどうかについては、ディーラーや販売店によっても異なりますが、原則としてはクレジットカードで自動車を購入することはできません。仮に、自動車の購入でクレジットカード払いが利用できたとしても、利用金額が10万円まで、あるいは30万円までと決められていることが多く、残りの金額については全て現金払いというケースもあります。
タイヤ・ホイールなどの部品の購入や車検などであれば、通常どおりクレジットカードで支払うことができますが、車両本体のクレジットカード払いは、どのディーラーや販売店でも難しいのです。
クレジットカードで自動車を購入できない理由は?
どのディーラーや販売店でも、原則としてクレジットカードで自動車を購入することは難しいというのが現状です。これは、クレジットカード決済にかかるコストが大きな理由となります。
クレジットカード決済は加盟店側がカード会社に手数料を支払う
通常クレジットカード決済では、加盟店側がカード会社に対して、1決済ごとに5%前後の決済手数料を支払います。また、加盟店側がカード決済を導入する際には初期費用がかかりますし、毎月固定の月額料金も必要となります。
クレジットカードを利用する私たちからすれば、カード決済が利用できるほうが便利でお得なのですが、加盟店側(ディーラーや販売店)からすれば、クレジットカードでの支払いは出来る限り避けたいというのが正直なところなのです。
特に自動車のような高額な商品の場合、たとえ決済手数料が5%でも、価格が300万円なら手数料だけで15万円、500万円なら手数料だけで25万円、価格が1,000万円ならクレジットカード決済の手数料だけで50万円を支払うことになるのです。
自動車の購入で使えるクレジットカードは?
クレジットカードの種類によっては、自動車の購入で使える場合もあります。たとえば、ダイナースクラブカードやアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、ディーラーや販売店によってはクレジットカード払いに対応していることがあります。
特にダイナースクラブカードは、利用限度額に一律の制限を設けていないクレジットカードとなりますので、車両価格が300万円~500万円を超えるような高級車でも支払うことが可能です。
中古車でもクレジットカード払いはできない?
自動車の購入でクレジットカードが利用できるかどうかは、ディーラーや販売店側の対応次第とはなりますが、50万円~100万円以下の中古車であれば、クレジットカードで購入できる場合があります。
ただし、100万円を超えるような中古車の場合には、販売店側がクレジットカード決済を嫌がりますので、現金かローンを進めてくるようになります。そのため、仮にクレジットカード払いが可能だとしても、数万円~数十万円の中古車を購入する時に利用できると考えておくほうが良いでしょう。
ディーラーや販売店がクレジットカードを嫌がる理由は?
ディーラーや販売店がクレジットカードの支払いを嫌がる理由は、クレジットカード払いは手数料がかかるからです。
たとえば、現金での支払いであれば手数料は1円もかかりません。直接店舗で現金の受け渡しとなれば、現金を数えるという手間はかかりますが、銀行振り込みで入金をしてもらえれば、現金を数えることもなくスムーズに料金を受け取ることができます。
クレジットローンの支払いも、ディーラーや販売店側の負担が少ない支払い方法です。クレジットローンは、自動車を購入する側がカード会社に対して利息(手数料)を支払う仕組みとなりますので、ディーラーや販売店側の負担が少ない支払い方法なのです。
しかし、クレジットカードの支払いでは、ディーラーや販売店側が手数料を負担する仕組みとなりますので、自動車の購入ではクレジットカード払いを断られることが多いのです。
クレジットカードのポイントよりも値引きのほうがお得
クレジットカードは、利用金額に応じてポイントが付与される仕組みということもあり、自動車を購入する際にはクレジットカードで支払うほうがお得です。
ただ、ほとんどのディーラーや販売店では、クレジットカードによる支払いはお断りをしていますので、原則としては自動車の購入でクレジットカードを利用することはできません。車関係でクレジットカードが利用できるのは、ガソリン代や車検、部品代などであれば、クレジットカード払いが可能です。
しかし、仮に自動車の購入でクレジットカード払いが利用できたとしても、現金払いかショッピングローンを利用するほうがお得です。ディーラーや販売店側は、クレジットカード払いだと手数料がかかることをわかっていますので、わざわざクレジットカードで支払いをしてポイントを受け取るよりも、カード決済の手数料分を値引きしてもらうほうがお得なのです。
値引き交渉なら3%~5%は可能
クレジットカードのポイントは、どれだけ高還元率のクレジットカードでも還元率は1.0%~1.5%前後です。仮に300万円の自動車をクレジットカードで購入しても、付与されるポイントは3万円~4万円分のポイントとなります。
一般的に自動車の値引きは、少なくても3%~5%前後は可能となりますので、クレジットカードで1%前後のポイントを受け取るよりも、担当者と交渉して3%~5%の値引きをしてもらうほうがお得なのです。仮に300万円の自動車で値引き交渉をすれば、最低でも10万円前後の値引きが可能で、場合によっては20万円~30万円以上の値引きをしてもらえることもあるのです。
ディーラーや販売店によっては、現金の値引きではなく数十万円のオプションを付けてもらえることもありますので、クレジットカードのポイントで受け取るよりも、自動車の購入では担当者と交渉するほうがお得なのです。
クレジットカードはポイントが付与されますので、非常にお得な支払い方法ではありますが、自動車のように高額な商品で、尚且つ値引き交渉が可能な商品を購入する場合には、クレジットカードで支払うよりも値引き交渉をするほうがお得なのです。
仮に、値引きが一切できない場合、オプションサービスも付けてもらえない場合には、クレジットカードで支払うほうがお得となりますので、担当者と交渉ができるかどうかで支払い方法を選択するのがベストです。