クレジットカードの改悪とは?ポイント還元率が大幅ダウンする理由
クレジットカードの改悪とは、クレジットカードで買い物をした際に付与されるポイントプログラムが、ある日突然、大幅に変更されて、ポイント還元率などの条件が悪くなることを言います。
たとえば、ポイント還元率が2.0%の超高還元率クレジットカードとしてサービスを開始したにも関わらず、1年も経たないうちにポイント還元率が半分の1.0%に引き下げられるといったクレジットカードがあります。
また、ポイント還元率は変更せずに、獲得したポイントを商品に交換する際に、ポイントの交換レートを大幅に引き下げて、実質ポイント還元率を低くするというようなクレジットカードもあります。
では、なぜクレジットカードの改悪が起こるのでしょうか。クレジットカードのポイント還元率やポイントの交換レートが、ある日突然、大幅にダウンする理由についてまとめました。
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目次
クレジットカードの改悪とは?
クレジットカードの改悪とは、クレジットカードのサービス内容やポイントシステムが変更となり、条件が悪くなることを言います。
たとえば、漢方スタイルクラブカードはポイント還元率が下がり、さらにnanacoチャージのポイント付与率も大幅に引き下げられました。たとえば、リクルートカードプラスはポイント還元率が2.0%で、nancoチャージでもポイントが貯まる超高還元率のクレジットカードとして募集を開始しましたが、現在は新規の申し込みができなくなっています。
ただ、実はクレジットカードの改悪は、それほど珍しいことではありません。漢方スタイルクラブカードやリクルートカードプラスは、当初のポイント還元率が異常なほど高かったことや大幅な変更を行ったことで、かなり話題になりましたが、私たちが知らないだけで、他のクレジットカードでも細かな変更や還元率の引き下げなどは、かなり頻繁に行われているのです。
クレジットカード改悪のよくあるパターンは?
クレジットカードの改悪でよくあるパターンは、「ポイント還元率が引き下げられること」と「ポイントの交換レートが引き下げられること」の2つになります。
ポイント還元率が引き下げられる
クレジットカードの改悪で最もわかりやすいのは、ある日突然、ポイント還元率が引き下げられることです。たとえば、カードに入会した時にはポイント還元率が2.0%だったにもかかわらず、数ヶ月後にはポイント還元率が1.0%に引き下げられるという事例です。
カードに入会した会員からすれば、ポイント還元率が2.0%のクレジットカードだから入会したわけです。最初からポイント還元率が1.0%程度なら、そもそも入会はしていなかったでしょう。いきなりポイント還元率が大幅に引き下げられるとなれば、何のために新たにクレジットカードを作ったのかがわからなくなります。
ポイントの交換レートが変更される
ポイントの交換レートを変更する改悪は、ある日突然、ポイントと商品を交換する際に必要なポイント数が変更されることです。たとえば、1ポイントあたり5円相当のクレジットカードで、商品券やギフト券などと交換する際に、今までは1,000ポイントで5,000円分の商品券と交換できていたものが、ある日突然、1,200ポイントで5,000円分の交換に変更されるという事例です。
また、キャッシュバックが可能なクレジットカードで、1ポイントあたり5円のキャッシュバックができていたものが、ある日突然、1ポイントあたり4円に変更されたという事例もあります。
上記のように、いきなり交換レートが変更されると、1ポイントあたりの価値が大幅に下がりますので、実質ポイント還元率が大幅に引き下げられたことと同じになるのです。
ポイント還元率が大幅にダウンする理由
クレジットカードの改悪で、ポイント還元率が大幅にダウンする理由は、当初カード会社側が想定していた売り上げや利益を出すことができなかったことが、1番の理由として考えられます。
クレジットカードのポイント還元率は、ほとんどのクレジットカードが0.5%前後です。ポイント還元率が高いと言われるクレジットカードでも、ポイント還元率は1.0%前後です。
しかし、漢方スタイルクラブカードはポイント還元率が1.75%で、さらに電子マネーのチャージでもポイントを付与していました。また、リクルートカードプラスは、ポイント還元率がいつでも2.0%のクレジットカードとしてサービスを提供していました。漢方スタイルクラブカードもリクルートカードプラスも、他のクレジットカードの3倍~4倍以上のポイントを付与していたことになりますので、収益面でかなり厳しい状況だったのではないかと考えられます。
クレジットカードを利用する私たちからすれば、ポイント還元率が高いことは非常に嬉しいことではありますが、カード会社も慈善事業ではありませんので、あまりにも極端にポイント還元率を高くすると、サービスを維持することが困難になるのです。
お得なクレジットカードの選び方は?
ポイント還元率が高いお得なクレジットカードの選び方は、長くサービスを提供しているクレジットカードを選ぶことです。逆に、新たにリリースされるクレジットカードや新規参入のクレジットカードは、すぐに改悪となる可能性が非常に高くなります。
漢方スタイルクラブカードやリクルートカードプラスは、いわゆる新規参入の後発のクレジットカードということもあり、多少無理をしてでも会員を獲得しようと考えて、あえてポイント還元率を高く設定していた傾向があります。しかし、実際にやってみたら、想定していたほど収益が伸びず、すぐに撤退したという経緯です。
また、一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%前後となりますので、ポイント還元率が1.0%以上であれば、かなり高還元率のクレジットカードと言えるのです。
ポイント還元率が高いおすすめのクレジットカード
ポイント還元率が1.0%以上で、尚且つ長期に渡ってサービスを提供している安心なクレジットカードは、オリコカードのオリコカードザポイントとライフカードになります。
オリコカードザポイントもライフカードも、どちらもポイント還元率が非常に高く、優待特典やボーナスポイントなども充実していますので、かなりお得なクレジットカードなのです。しかも、オリコカードザポイントとライフカードは、使い方によってはポイント還元率を2.0%~3.0%以上に引き上げることもできますので、他のクレジットカードよりも何倍もお得なのです。
信頼性や安全性も重視したお得なクレジットカード
銀行系のクレジットカードはポイント還元率が低いと考えている方も多いのですが、実は使い方によっては、かなりポイントを獲得できるクレジットカードがあります。それが、JCBオリジナルシリーズと三井住友カード(旧三井住友VISAカード)です。
特にJCBオリジナルシリーズのクレジットカードは、JCB ORIGINAL SERIESパートナーのポイント優待がありますので、非常に効率よくポイントを獲得することができます。さらに、JCBオリジナルシリーズのクレジットカードには、ボーナスステージのJCBスターメンバーズがありますので、年間のカード利用金額に応じて、翌年のポイント倍率が大幅にアップするのです。
JCBカードや三井住友カード(旧三井住友VISAカード)は、旅行傷害保険やショッピング保険などのカード付帯保険も非常に充実していますので、JCBオリジナルシリーズと三井住友カード(旧三井住友VISAカード)は、かなりおすすめのクレジットカードなのです。